曳航訓練を行いました。

2025.5.18

毎月一度、非常時の対応訓練や操船技術の向上を目的として自主的に操練を行っています。
今月は遊覧中に航行不能となった場合の救助を想定し曳航訓練を行いました。
航行不能となった遊覧船から無線にて救助の要請があった場合、陸にいる船長は手分けをして準備を行いすぐに救助に向かいます。

遊覧船のりば桟橋には曳航用のロープや防舷材を常備しており、いつでもすぐに使えるようにしております。
複数人で手分けをして、同時に救助に向かう遊覧船のエンジンをかけすぐに出港できるよう準備も進めます。

曳航用ロープなどを積み込んだらすぐに出港し、ロープの準備は現場に向かいながら行います。

航行不能の船は風や波、潮を受けて流されていますので、どの方向に流されているか、どちらから近づくのが適切かを見極め曳航用ロープを渡します。

港の中の波穏やかのな場所まで曳航が完了したら、それまでロープで引っ張り前後位置にあった船を横に並べる横抱きという状態に変えます。

2つの船を1つにくっつけることで、片方の船の操船で桟橋に接岸するため動作が行えるようになります。この状態が完成したら桟橋への接岸を行います。

今回の訓練が生かされる機会がないことが1番ですので、日頃の出航前の点検やエンジン整備、航行中の安全確認や操船技術の向上など今後も細かな1つ1つを確実に行ってまいります。
そして、万が一の際のためにこのような訓練を定期的に行い安全運航に努めてまいります。

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